低地の地盤
沖積平野は、第四紀の主に完新世の海水準変動に伴う海進期の堆積作用により土砂が堆積することで形成された海成平野や、河川の堆積作用によって作られ、現在もその作用が継続している河成平野がある。沖積低地や沖積地とも言われることがある。
上流から下流に向かって、扇状地、自然堤防帯、三角州の順に配列される(沖積平野の三分類)。
形成年代が若く締め固まっていないため、軟弱地盤と呼ばれる軟らかい地層が分布する。一般に肥沃で平らであるため、多くの文明が沖積平野で発祥している。
日本においては、狭義の沖積平野だけでなく、完新世において海に土砂が堆積しそれが隆起してできた海岸平野も含めて沖積平野という。
大都市圏等は概ね、沖積平野・沖積低地に属し、支持層が30mを超えるような軟弱地盤が多く見られる。住宅建設地の多くがこの低地に属している事が多く、住宅建設時の基礎工法・補強工法を検討しなければならない土地条件である事が多い。
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